誠の桜に止まる蝶~番外編~
「はい。お姫様♪」

「も、総司ったら・・・」

総司は優しく私を布団に寝かせてくれる。

私はなんとなく総司の着物の裾を掴む。

「ん?どうした?」

総司は不思議そうにこちらをみる。

「あ、いや!あの・・・」

一緒に寝てほしいなんて・・・

いいたいけど言えないよお・・・・

私が迷っていると総司がまたドS顔になる。

「なに?一緒に寝てほしいの?」

「・・・・うん・・・」

私はおもわず素直に頷く。

「っはあ・・・意地悪しようと思ったのにその顔はずるいでしょ。」

苦笑いをこぼして総司は私の横に寝転がる。

「ゆっくりやすみな?」

そう言って総司は優しく私の頭を撫でてくれる。

「うん・・・・」

その手が心地よくて私はすぐに眠りに落ちた。
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