誠の桜に止まる蝶~番外編~
「そ、総司?なんか怒ってない?」

「んー?別に?」

そう言ってにっこりと微笑む。

そ、その微笑みが怖い!!!

「あれ、沙織は?」

そうだ、一緒に着替えたけど、沙織が抵抗して化粧がまだだから私たちは部屋が別になったのだ。

沙「や、嫌よ!!!私、こんな姿みんなに見られたくない!!」

沙織の叫び声がこだます。

みんなは一斉に扉に注目する。

すると君菊さんが腕をひっぱり連れてくる。

うーん。君菊さんのあの強引さ・・・なかなかドS!!←

すると沙織の姿が現れる。

その瞬間部屋がシーンとなる。

「っ・・・似合わないなら似合わないって笑いなさいよ。」

沙織はすこし瞳を潤ませて下を向いている。

まさに、華だった。

新「さ、沙織だよな・・・?」

沙「あたりまえでしょ?」

平「すげえ・・・綺麗・・・」

土「こっちも馬子にも衣装だな・・・」

みんなが見とれている。

私はおもわず見とれてしまった。

原「さ、沙織。お前俺の隣にいろ。」

沙「い・やっ!私一君の隣にいるもんっ!」

どうやら沙織はさっきの喧嘩をまだ引きずっていた。

沙「一君。どうかな?似合う?」

一「あ、ああ・・・とても・・・きれいだ・・・」

沙「うれしい。ありがとう。」

そしてまたそこから宴会が始まった。
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