誠の桜に止まる蝶～番外編～

「ちょっ！左之さんいきなりなによっ！！」

私は左之さんに別室に連れて行かれる。

そしてそっと降ろされる。

「沙織、脱げ。」

「はああっ？左之さん変態っ！完璧酔っぱらってるでしょ！！！」

私は構えの姿勢で少し左之さんから距離をとル。

「ばかっ！そう言う意味で脱げって言ったんじゃねえよっ///」

珍しく左之さんが真っ赤になっている。

「じゃあどういう意味？」

「いや、だから、そのだな・・・」

「そんなに似合わない？やっぱり大人っぽく見えない？」

沙織が少しうつむきながら言う。

「え？」

「左之さんはやっぱり姫華さんのような大人の女性のほうがいいんだもんねっ！」

そう言って完全に沙織はこちらに背を向ける。

「おい、沙織。急にどうしたんだよ？」

「だって、左之さん姫華さんと楽しそうに飲んでるし・・・やっぱり新八援護するふりして自分が来たかったのかなって・・・」

つまり拗ねているようだ。

そんな沙織の姿がたまらなく愛おしい。

俺はそっと沙織を抱き寄せる。

「なんだ？沙織拗ねてるのか？」

「なっ！ち、違うわよっ///」

顔を真っ赤にして抵抗する沙織に口づけをする。

「心配すんなって。俺が惚れてるのは沙織だけだ。ほかの女なんか興味ねえよ。」

「本当に？」

すこし不安そうにこちらをみる。

「ああ。本当だ。」

そう言って優しく頭をなでる。