誠の桜に止まる蝶~番外編~
「わっ!ち、蝶?」
慌てながらもしっかりと私を抱きしめてくれる優しい腕。
「私、総司の夢笑わないよ?」
「え?聞いてたの?」
すこし慌てたような声が聞こえる。
「・・・うん。ずうっと聞いてた。」
「うわあ・・・恥ずかしいな。」
そう言って総司は耳まで真っ赤に染める。
「ふふっ。総司かわいい。」
そう言うと総司は私を膝の上に抱き上げる。
「わっ!!」
「蝶?そのままで聞いてほしいんだ。聞いてくれる?」
「うん。」
「俺が話した夢は本当に思っている夢なんだよ?」
「うん。素敵な夢だね。」
そう言って微笑むと総司は優しく微笑み返して言葉を続ける。
「俺らはさ、正直ほかの人より暗い道を歩んでいるだ。誠を背負い時に人を殺める。だからいつ自分が死ぬかもわからないんだ。」
「・・・・うん。」
私は総司の横顔を見ながら小さく相槌を打つ。
「だから、もし、普通の人なら蝶をもっと幸せにできるのかな思っちゃうこともあるんだよ。」
「嫌!!私総司以外の人なんて考えられない!!」
「俺もだよ。蝶。」
おもわず叫んでしまう。
すると総司は私をあやすように頭をなでる。
「思うだけで俺は蝶を手放すことなんてできないんだよ。」
「手放したら私怒るからね・・・?」
総司の着物をぎゅっとつかみながら私は涙をこらえる。
慌てながらもしっかりと私を抱きしめてくれる優しい腕。
「私、総司の夢笑わないよ?」
「え?聞いてたの?」
すこし慌てたような声が聞こえる。
「・・・うん。ずうっと聞いてた。」
「うわあ・・・恥ずかしいな。」
そう言って総司は耳まで真っ赤に染める。
「ふふっ。総司かわいい。」
そう言うと総司は私を膝の上に抱き上げる。
「わっ!!」
「蝶?そのままで聞いてほしいんだ。聞いてくれる?」
「うん。」
「俺が話した夢は本当に思っている夢なんだよ?」
「うん。素敵な夢だね。」
そう言って微笑むと総司は優しく微笑み返して言葉を続ける。
「俺らはさ、正直ほかの人より暗い道を歩んでいるだ。誠を背負い時に人を殺める。だからいつ自分が死ぬかもわからないんだ。」
「・・・・うん。」
私は総司の横顔を見ながら小さく相槌を打つ。
「だから、もし、普通の人なら蝶をもっと幸せにできるのかな思っちゃうこともあるんだよ。」
「嫌!!私総司以外の人なんて考えられない!!」
「俺もだよ。蝶。」
おもわず叫んでしまう。
すると総司は私をあやすように頭をなでる。
「思うだけで俺は蝶を手放すことなんてできないんだよ。」
「手放したら私怒るからね・・・?」
総司の着物をぎゅっとつかみながら私は涙をこらえる。