誠の桜に止まる蝶~番外編~
一「俺も祝いの酒を部屋から持ってくるとしよう。」

左「んじゃ俺もとっておきの酒を出すかな?総司たちの祝いと俺らの未来を祝してな?」

沙「ちょっ!!もう、もうっ!///と、とりあえず降ろして!!」

一「背が高くなってそのほうがいいのではないか?」

沙「一君真面目に言わないでよ!!」

三人が騒ぎながら歩き出す。

「相変わらずの騒ぎようだね。」

楽しそうに総司がつぶやく。

「そうだね。」

こんな日常がきっとこれからも続いていくんだ。

だけど、変わっていくものもある。

「蝶。俺らも行こうか?」

「うん!ねえ総司?」

「なに?」

私は総司の着物の裾を掴み素早く口づけをする。

「なっ!」

「あははっ!総司真っ赤!!」

変わっていくもの。

それは愛の形だ。

何気ない愛から永遠の愛へと変わっていく。

私はこの愛をずうっと大切にしていくだろう。

「まったく・・・蝶には本当に敵わないよ。」

「総司!愛してる。ずうっとこれからもね。」

「俺もだよ。蝶。」

そう言ってまた口づけを交わす。


わたし達は永遠の愛の形をこれからも大切にしてくだろう。

ずうっと。






~fin~
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