誠の桜に止まる蝶~番外編~
「お母様お父様。こちら総司っていうの。」

「初めまして。沖田総司です。」

総司は笑顔であいさつした後に礼儀正しく頭を下げる。

「初めまして。蝶の母の瑠璃と申します。こちらは父の刹那ですわ。」

「蝶。この人がおぬしが大切に思っている人なのか?」

お父様が優しく問いかけてくる。

「ええ。この人が私の大切な人だよ。」

「そうなのね。蝶は素敵な人に巡り合えたのね。」

「そうよ?総司より素敵な人なんていないんだから。」

私はおもわず思っていることを言ってしまい、顔を盛大に真っ赤に染める。

「ふふっ。総司さんにあなたはぞっこんなのね。」

「べ、別にそんなんじゃ。」

「へえ。そんなことないんだ。」

総司が私を茶化す。

「っもう!!」

私は近くにあった桜の木に舞い上がる。

そして少し顔が赤くなくなるまでここに居ようと思った
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