誠の桜に止まる蝶~番外編~
「あれ、総司土方さんの部屋でなにやっ・・・うわあ・・・」

土方さんの部屋を覗くと見るも無残な状態になっていた。

「総司、またちらかしたの・・・?」

私が苦笑いで尋ねる。

「あははっ♪だって土方さんいじるの面白いし♪」

「あははって・・・」

今日の土方さんはとても機嫌が悪い。

こんなところ見つかったら完璧・・・

平「うわあっ!相変わらず総司は手加減ってもの知らねえよなあ・・・」

後ろから声がして振り向くと平助君と新八さんが立っていた。

総「手加減なんてあの人に必要なんてないんだよ。」

総司が笑顔でさらりと言ってのける。

この、ドS!!

おもわず私は総司を軽くにらむ。

新「お前らいいのか?もうすぐ土方さん帰ってくんぞ?」

蝶「え?私まで巻き添えですか?」

私はあたふたと新八さんに問いかける。

平「いや、一緒にいたら共犯にみえるんじゃね?」

蝶「ううっ・・じゃあいますぐ逃げなっ・・・・あ・・・」

私の声で一斉に3人が振り返る。

そこにいたのは穏やかな笑みを浮かべた土方さんでした♪
< 24 / 166 >

この作品をシェア

pagetop