誠の桜に止まる蝶~番外編~
「はあ・・・疲れた。」

さっきと同じようなことをつぶやいている気がする。

「おい、総司なんだよその百合。」

「え?これはまあね。」

そう言ってあいまいに微笑む。

俺の手には2輪の百合が握られていた。

巡察中に見つけた綺麗なピンク色の百合。

きっと、蝶が喜ぶだろう。

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