誠の桜に止まる蝶~番外編~
屯所に戻りまず土方さんの机に彼岸花を飾る。

よし、きれいになったな。

そして俺は自分の部屋に戻る。

「蝶?いる?」

中から返事はないのでそっと襖を開ける。

すると蝶は丸くなって眠っていた。

その姿は猫と同じように丸まっていた。

素直にかわいいと思う。

そして頭をなでると蝶はそっと目を開ける。

「んっ・・・・」

「蝶、起きた?」

「んー・・・・」

まだ半分寝ぼけている様子の蝶。

俺はそっと口づける。
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