誠の桜に止まる蝶~番外編~
蝶「なんで、そこまでするのよ・・・」

私は涙をこらえながらつぶやく。

総「蝶?」

不思議そうに総司がこちらを見る。

蝶「みんな下手すれば死ぬかもしれないんだよ!!??それに3人は実死に至るかも知れない怪我までおったのに・・・」

原「なにいってんだ。蝶は俺らの仲間だろ?」

穏やかな笑顔が今はつらかった。

土「そうだ。普段は生意気なくちばっかりだけどな。」

苦笑いで土方さんがこちらをみる。

一「それに心配はいらない。次は負けるつもりはない。」

蝶「だけどわかんないんだよ?相手が次より強かったら?」

私はおもわず責めるような口調になってしまい慌てて口をつぐむ。

平「心配いらねーよ!一君や総司は絶対やらねえし、鬼って呼ばれる土方さんだっている!いざとなれば左之さんが担いで逃げてくれるよ!」

新「おいおいっ!俺が入ってねえよ!!」

新八さんはぎゃあぎゃあ騒いでいる。

総「蝶。俺らは蝶が思っているよりもろくないよ。大丈夫。」

総司が私を落ち着かせようと静かに微笑む。

みんな、すごい優しい。

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