誠の桜に止まる蝶~番外編~
そしてみんなが集まり朝食を食べる。

私はみんなの様子をうかがいながら口を開く。

「あのさ、今夜私一人で巡察行くから。」

「「「「「はっ?」」」」」」

みんなの声が綺麗に重なる。

私はおもわず苦笑いをこぼす。

ああ、予想通りの反応ですこと。

「お前なんで一人でいくなんていいだすんだよ。」

土方さんが少し不機嫌気味に尋ねてくる。

「えーいろいろ?」

私は苦笑いでごまかす。

「蝶?おしえてくれないかなあ?」

「ひっ!!」

いきなり後ろから抱きかかえられるような形になる。

「ちょっ!総司!!」

「話さなきゃずっとこのままだよ?」

「う~・・・・」

私はしぶしぶ理由を話し出す。

夢で見たことをそのまま伝える。
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