誠の桜に止まる蝶~番外編~
そして夜になった。

幹部のみんなが真剣な表情で巡察してる。

だけど・・・・・

「っあははははっ!!!」

私はおもわず平助君と土方さんをみて大爆笑してしまった。

「ってめえみせもんじゃねえよ!!こっちみんな!!」

土方さんが真っ赤になりながら怒る。

「ったく新八がやれよなこういうこと・・・」

平助君がげんなりとつぶやく。

ことの始まりは数時間前。

総司の一言がきっかけだった。

「ねえ、蝶だけ目だったら危険じゃない?」

「確かにそうだな。」

総司の疑問に土方さんは神妙に頷いた。

「だから誰か女装して相手を目くらまししようよ♪」

「「「「はあっ?」」」」

その場にいた誰もがおもわず声をあげてしまった。

「そ、総司?目くらましっていったい誰を女装させようとしてるの?」

私は恐る恐る尋ねる。

「んー?それはねえ・・・・」

にやりと総司は平助君と土方さんを見る。
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