誠の桜に止まる蝶~番外編~
そして今に至るわけだ。

「ふふっ。それにしても二人とも似合いすぎ。」

「「うるせえよ・・・・」」

2人がげんなりと声を合わせる。

そして私は前を見る。

あ、この風景・・・

夢で見た風景だ。

曲がれば・・・

あいつがいる。

私は手でみんなを遮る。

「蝶?」

総司が不思議そうにつぶやく。

「下がっていてねみんな。そして、行くよ?」

私はそう言って勢いよく走り出した。

曲がりかけた刹那手裏剣が飛んでくる。

私はそれを刀で弾き飛ばす。

「ふっ。やはりお前は特殊な能力を持つ巫女なのだな。」

手裏剣を投げてきた風魔の男が陰から現れる。

そして、その男に続いて周りを風魔のものに囲まれる。

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