誠の桜に止まる蝶~番外編~
「終わった・・・?」

「おいっ!蝶!!風魔の一族を配下につけるなんてお前すげえじゃねえかっ!!」

新八さんが興奮気味に叫ぶ。

「そ、そうなの?」

「ああ。お前の強さと誠のおかげだ。」

土方さんは優しく微笑む。

「ありがとう。」

「それにしても土方さんと平助の女装って意味ないんじゃねえか?」

原田さんがおかしそうに平助君の巫女服を引っ張る。

「まあ、面白いもの見れたしいいんじゃない?」

総司が楽しそうに微笑む。

土方さんが怒りにわなわなと肩を震わせる。

「総司・・・てめえ切腹だあああああ!!!」

「わあっ!!!!」

2人は勢いよく駆け出した。

私は笑いながらその後ろ姿を見る。

己の強さ、わかったよ。
だからきっとこれからも私はこの人たちを守っていける。

そう思いながら私は歩き出した。
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