【短】桜の木の下で〜草食系男子の恋〜

美月ちゃんも俯いたまま、何も話さない。



「こらこら、そこ!!二人の世界を作らない!!」

と、こてっちゃんは笑いながら言った後、

「君想う
桜の花弁
舞う中で

差し出すその手
私だけのもの

か…。

全部が潤君の作じゃないけど…。

上の句と下の句が、二人の受け答えになっていて面白いわ。


よし、合格にしてあげる。」

と、こてっちゃんは、僕の肩を叩いた。

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