【短】桜の木の下で〜草食系男子の恋〜

僕は、奇跡的に同じクラスになっていたその子を見つめた。

その子……隣りの席のこの子、美月ちゃんを…。



「ん?」

目が合って、彼女が声を漏らす。


「いや…。」

僕は慌てて黒板に視線を移した。

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