【短】桜の木の下で〜草食系男子の恋〜

「た、たけ……いや、み…みつ…み…みつ…みみ…み…ふっ〜………。」

情けない…名前すら呼べなくなってきた…。

伝えたい言葉は…喉から出てくれる気配はなかった。

「潤君は…、草食系か〜。」

と、こてっちゃんが両手を広げ、首を傾げると、

「いや、こてっちゃん、美月の事…想ってないのかも…。私に惚れた?私、潤君ならいいよ!!」

と、柚姫さんは僕の腕を引っ張り抱き寄せた。


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