夏が終わる



次の日も、その次の日も私は草太にメールも電話もしなかった。
学校ですれ違っても話さなかった。
目すら合わせなかった。

何もできない。
何も言えない。

そんな思いが自然と草太を疎遠にさせた。
時々「彼女失格」という言葉が頭に浮かんで慄然とした。

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