sky

「…うん」

私はボソッと呟いた。

「んじゃ、気合い入れていきなさいよぉ♪」

バシッ!

「痛っ…」

ママは大きく広げた手のひらで私の肩を軽く叩いた。

「…うん、頑張るよ。」

私は心で呟いて、準備を慌ただしく済ませた。


「…行ってきまぁす!」

「行ってらっしゃぁい♪」


私はママの高い声に背中を押されながら、学校へ出発した。
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