sky
「おはよぉ♪」
ママは朝っぱらから高い声で私をいじってくる。
「おはよぉございまぁすっ!」
私は低い声と嫌みのように ママに叫んだ。
「ウフフっ、咲子ぉ今日は入学式ね♪緊張なんてして無いわよね?」
私は思わず、飲んでいた牛乳を吐き出してしまいそうになった。
…図星。
「な、な、なわけないじゃんっ!」
私は戸惑いながらもママへ高い声をぶつけた。
「あら、そう?まぁ頑張ってね♪咲子のことだから…大丈夫では無いと思うけど…」
「さっきから、何が言いたいの?」
私は自分でもびっくりするぐらいに低くママへ言った。