言葉で伝えて
そんな事を考えてたら、本当に涙がでた。



「晴彦ー!!」


私はリビングから寝室まで泣きながら走った。


子供みたいに。


ベッドで寝ていた晴は


「うわっ。何?どした?」


眠たそうに目をこすりながら言った。


「私、晴彦の彼女だよねっ?
違わないよね…?
私の事好きだから一緒にいるんだよね?」


私は、泣きながら想いを正直に伝えた。


「それ。もー聞き飽きたから。
こっちこいよ。」



そう言った晴に、抱き寄せられた。



それから。

いきなり胸のあたりに顔をうずめる晴に私はどまどってしまった。


「ねぇ、話聞いてよ!!
ちょっと待って晴彦」



「いーから。」



今、お昼にもなってないのにな…。


晴に抱かれながら、そんな事を考えてたいた。
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