Dummy Lover
舌打ちして、携帯電話の画面に睨みつけていると。
また、私の携帯電話がうなる。
もう一件、メールが届いたみたい。
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From:白谷泉
件名:(no title)
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来なきゃどうなるか
…、分かってるよね
?
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寒気が、した。
「もう!行けば良いんでしょ…!?」
私はあくまで小声でそう吐き捨てて、弁当を取りに教室に戻った。
「あれ、由愛?どうしたの?」
「ごめん!ちょっと、呼ばれちゃった!」
桜には適当にごまかして、私はとりあえず屋上に向かった。