RAIN DROPS -初めての恋-
初めての登校
次の日教室に入ると、にこにこ笑顔の亜美が待っていた。
「笑花に席替えで決まった席を教えてあげましょーっ!」
「あ…ありがとう…」
朝から元気のいい亜美に負けそうになりながら、手を引かれて席にいく。
「ささっ!
お座りくださいませぇ~♪」
「あ、うん?」
………って!
前と同じ席じゃんかっ!?
なんで!?
そんな焦ってるあたしで楽しんでるのか、
「だってさー、二人して休んじゃうから、先生がそのままでいいって♪」
………うそぉ!?
って、ことは………
「おはよー、笑花?」
声のした方に顔を上げると、昨日よりももっと輝いて見える、天音くんの笑顔があった。