初めてのkiss
理想と現実が違うことぐらいわかってる。


だけど…あまりにも違いすぎて…ついていけない。

ガラッ


誰か人が入ってきた。



「龍神君好きです!」



おいおいいきなり告白?!


寝たふりしとこ…。


「悪いけど…俺好きな奴いるから…。」


ふぅ~ん…振るんだ。


「それって稟さんのこと?」


私の鼓動は早くなる…。


「あぁ…。」


「でも…稟さんは違うんじゃないんですか?!」


なかなか食い下がらないなぁ…。


「それでも昔からずっと好きな女なんだ。ずっと…探して、やっと会えたんだ…。俺はあいつ以外の女なんて考えられない。」


私は顔が真っ赤になってくのがわかった。





「わ…かりました。」

ガラッ



多分告白が終わったから出て行ったんだろう。


そう思ってカーテンを開けるとそこには龍神がいた…。


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