初めてのkiss
バンッ


勢いよく開けたため凄い音がした。



私の目には一人の男性がこちらを見ているのがわかった。


鋭い目つき…髪は金髪に染め、ピアスも沢山している。


誰…この人…



こんな人じゃない…。



私は屋上を立ち去ろうとした瞬間、私は耳を疑った。


「稟!」



彼は確かにそう言った。


私は不良には知り合いいないんだけどな…。


気付かないようにしようとしたけれど彼は無理やり私の腕を掴んで、引き止めた。


「稟…だろ?」



「…はぁ…そうですけど。」



「お前…覚えてないの?俺のこと…。」


「…あいにく私には不良の知り合いなんていませんから。」


私は無理やり手をほどき、教室へと走った。


もうなんなのよあいつ…。


< 4 / 13 >

この作品をシェア

pagetop