初めてのkiss
「稟お帰り…ってどうしたの?」


私はさっき屋上にいたあいつのことを話した。


すると驚くべきことがわかった。



あいつの名前は神谷龍神…。


昔この辺りに住んでたこと…。


好きな女のためにこの学校にいること…。



そんな…



もしかして…


アレが私の約束の人?!



「おい…。」




私は耳を疑った。



さっき屋上で逃げてきたあいつがいた。


「な…なによ。」


私も負けじと睨み返す。


「これ見ろ。」



あいつが差し出した1枚の写真…。


そこには紛れもなく写っているのは幼い頃の私…と、約束の人。


「なんであんたがこの写真を持ってるの?」


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