見上げれば空
僕らの日常
「また遅刻ですか!今日こそは、もうお母さんに電話しますよ」
「勝手にすれば?」
「……!高木くん。先生本気ですからね。はやく教室に入りなさい」
金切り声をあげる
オバさん教師と
坊主頭の色白な細いヤツ。
鋭い目つき。細いけど背筋の伸びた、強そうな身体。
なんかアイツ
オレに似てる。
小6の夏。
オレ、北原望(キタハラノゾム)と高木恭介は初めて出会ったのだった。
「勝手にすれば?」
「……!高木くん。先生本気ですからね。はやく教室に入りなさい」
金切り声をあげる
オバさん教師と
坊主頭の色白な細いヤツ。
鋭い目つき。細いけど背筋の伸びた、強そうな身体。
なんかアイツ
オレに似てる。
小6の夏。
オレ、北原望(キタハラノゾム)と高木恭介は初めて出会ったのだった。