友誼ゆうぎ〜自分のために鏡みよう〜< 短編集 >
今日は
私の誕生日なんだ。

自分へのプレゼントをしようと
ずっと気になっていた美容室へ行くことにした。


初めて!って
なんでもドキドキするよね?
ドアに手をかけて深呼吸したら


「 いらっしゃいませ! 」


とっても元気な声と共に爽やかな笑顔。

同じ女性なのに
きゅん!としてしまった。

名札には
花園 和美って書いてあった。

なごみ…?
名は体を表す
って、こういう人のことを言うんだよ。
絶対に!


「 はっ、
はじめてなんですけど…
大丈夫ですか? 」


「 はい!どうぞ! 」


私は花園さんのサラサラとしたストレートな髪に


「 そういう感じにしたいんですけど…。 」


つい手を伸ばして触りたくなってしまった。


「 わっ、私のですか? 」


すごく恥ずかしそうに微笑んだ花園さんの
私はファンになりました。
かわいい!!
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