友誼ゆうぎ〜自分のために鏡みよう〜< 短編集 >
「 ごめん…待たせて! 」


ちょっと不機嫌に振り返った彼…
航太は


「 今日も遅刻ってさぁ!! 」


強い口調だったのに
私をみるなり


「 羽結、かわいい!
髪型変えたんだね。
すごくいいよ!
とっても似合ってるよ。 」


人前だというのに
私を抱きしめた。


「 航太…恥ずかしいよ。 」


「 羽結、大好きだ!
これ、お誕生日おめでとう! 」


私の首筋が少し冷たく感じた。
航太からのプレゼントのネックレスが光っていた。


「 羽結、
ずっと一緒にいような! 」


「 はい!ずっとずっと。 」


このことを
花園さんに伝えたくなりました。

ありがとう!の言葉と共に。


「 航太
今回の誕生日は
今までで一番ステキな誕生日だよ。
ありがとう。 」





end
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