友誼ゆうぎ〜自分のために鏡みよう〜< 短編集 >

はぐみんがキッチンでオムライスを作っているのをボーッと
ベッドに転がりながら見ていた。

私が男なら
はぐみんを絶対に嫁にするわ!

出会った頃から言ってたけど…
今でも本気で思う。

そう言えば
のんが言ってたなぁ…



「 のんが男なら
結婚は、はぐみんで
都合よく遊ぶなら、つゆりんだね。
みんなに聞いても同じ答えだと思うよ。 」



うん!
そうかもしれない!!

キッチンにいる
はぐみんの後ろ姿は
もう抱き締めたいわ!



「 出来たよ!
起きて待ってなさいって言わなかったっけ?
人に作らせて
その態度は何?
私の旦那様なわけ? 」



ちょっと不機嫌な顔をしていたけど
テーブルに運んでもらってさ
食べる前から美味しいのがわかるよ!



「 いっただきまぁーす! 」



「 どうぞ召し上がれ!
あっ!そうだ
昨日さ和玖と出掛けた時にね
駅でまいちゃんに会ったよ。
めちゃくちゃいい男になっててさ
つゆりん別れたのもったいなかったかもよ! 」



「 元気そうにしてた? 」



私はオムライスを食べながら
そんなに感心がない顔を作っていた。


内心は
忘れられない人No.1で
ドキドキが早くなっていた。



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