俺が男子校にっ!?[続]
――目が覚めたのは朝9時頃だった
『どうすっかな…』
少しゆっくりしても、指定された時間には充分間に合う
だが、することが無い
このままだと時間をもて余すことになってしまう
『もうちょい寝てれば良かった』
普段の休日よりも早く起きるのは気持ち良いが、どうも落ち着かない
『はぁ…』
溜め息を吐くのと同時に携帯が鳴った
携帯を開いて確認すると、爽からの電話だった
『もしもし』
爽「あ、もしもし…海斗ですか?」
『あぁ…つか、俺以外に誰が居んだよ』
爽「いえ、こんな時間に起きてるとは思わなかったのでつい」
『まぁな
で、朝っぱらからどうした』
爽「最近、倉庫に行ってないなって思ったんで」
確かに、最近学園祭の準備やら何やらで忙しかったから全く顔を見せてない
爽「良かったら一緒に顔、出しに行きませんか?
あ、もし予定が有るなら無理にとは言いませんよ」
まぁ…予定は有るが、時間まで余裕がある
丁度いい暇潰しが出来た
『いや、大丈夫だ
今から倉庫に向かう』
爽「わかりました、では」
『さてと…行くか』
準備を済まし、誰も居ない家を出た