キズナ~私たちを繋ぐもの~

そうして、またバスに乗り込み、駅前に戻って電車に乗った。

以前から目をつけていた不動産に行き、候補のアパートを見せてもらう。

早く消えてしまいたかった。

自分がいない方が、色々な事が上手く行く。
その事を痛感させられた。

サユちゃんの存在が、ありがたい。
私に、母の言葉以上の勇気をくれた。

守られるべきはもう私じゃない。

必死に寂しさと戦っている、あの子であるべきだ。


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