和咲男子高等学園






あれは小6の時。




俺は葉南の事が好きだった。


でも、告白できなかった。


そんな時、
葉南が違うクラスの奴に告白された。



それを図工の時間に、俺に言ってきた。



「奏!」



「なんだよ!」



「私、告白された!」



嬉しそうに話す葉南。



それに無償に腹がたった俺は、



「お前の聞き間違いじゃねーの?」



「違うもん!

ちゃんと、言われたしぃ」



「誰がお前みたいな男おんなに告白するかよ」




と、俺は鼻で笑った。





その瞬間。

彫刻刀を持ってた俺に
葉南が飛びついてきた。



.
< 111 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop