和咲男子高等学園
あれは小6の時。
俺は葉南の事が好きだった。
でも、告白できなかった。
そんな時、
葉南が違うクラスの奴に告白された。
それを図工の時間に、俺に言ってきた。
「奏!」
「なんだよ!」
「私、告白された!」
嬉しそうに話す葉南。
それに無償に腹がたった俺は、
「お前の聞き間違いじゃねーの?」
「違うもん!
ちゃんと、言われたしぃ」
「誰がお前みたいな男おんなに告白するかよ」
と、俺は鼻で笑った。
その瞬間。
彫刻刀を持ってた俺に
葉南が飛びついてきた。
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