和咲男子高等学園
「な、なに?」
奏の肩にもたれ掛かる形になっている。
「痛いだろ?もたれ掛かってろよ」
そう言って私の頭に手をのせる。
………なんか…
逆に緊張して寝れない…。
「どどどどどくよ!」
「動揺しすぎ。」
奏が私に笑いかける。
「良いから俺の肩使えよ」
そう言われ、私はまた奏の肩に戻される。
頭にのっている手が大きくてドキドキする。
奏の体に伝わる振動が私に伝わる。
それが心地好くて、瞼が重くなる。
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