和咲男子高等学園





「な、なに?」



奏の肩にもたれ掛かる形になっている。




「痛いだろ?もたれ掛かってろよ」




そう言って私の頭に手をのせる。



………なんか…

逆に緊張して寝れない…。



「どどどどどくよ!」



「動揺しすぎ。」



奏が私に笑いかける。




「良いから俺の肩使えよ」



そう言われ、私はまた奏の肩に戻される。



頭にのっている手が大きくてドキドキする。



奏の体に伝わる振動が私に伝わる。

それが心地好くて、瞼が重くなる。



.
< 143 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop