和咲男子高等学園





下にはもう皆集まっていた。皆ジャージ姿でなんだか新鮮だった。



「葉南っ?!」



声のする方を向くと、お兄ちゃんがすごい顔して立っていた。



「お前……首…」



お兄ちゃんは自分の首筋を指で指す。



「璃穂さんに消してもらった。って言っても、化粧だけど」



私がそう言うとお兄ちゃんは璃穂さんの手をとり、



「ありがとうございます!」



と言った。



言われた璃穂さんは顔が真っ赤だ。



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