和咲男子高等学園
「葉南ちゃん、さっきからため息ばっかだねー」
とうとう璃穂さんに言われてしまった。
「璃穂さん……」
「何?」
「自分の好きな人に好きな人がいたらどうします?」
って!これじゃ奏が好きだと認めたことになってしまう!
「…………」
璃穂さんは黙ったままだ。
「やっぱ、いいで「告白しちゃうかなぁ?」
「え?」
「私なら、告白しちゃう」
えへへ、と笑う璃穂さんがすごくキラキラして見えた。
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