和咲男子高等学園





「………奏?」



大分背も伸びて、
正直違う人みたいだけど、
私の好きだった、
ゆるパーマは健在だ。




「まじ?!あの葉南か?」




奏が私を見る。



「うわー…
ずいぶん女子っぽくなったじゃん!

あんな男っぽかったのに!」




「うっさい!」






奏は私が小学校6年間
クラスが一緒だった男子。


そして、私の初恋の人でもある。




ちなみに、小学校の時の私は
大分髪の毛も短くて男っぽかった。




「つーか、なんでいんの?」



「お手伝いさんよ」


と、璃穂さんが説明してくれた。



納得した顔をする奏。




まさかの再開だった。



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