和咲男子高等学園
「いきなりなんだけど…
……俺、
璃穂さんが好きなんだよね」
「え?!」
思わず変な声が出る。
変な声の出し方をしたので、咳込む私。
「大丈夫かよ?」
「ごめん…ゴホ…続けて」
私は咳ばらいをして喉の調子を整える。
「でさ、告ったんだ」
「うそ!?」
「なんで嘘つくんだよ!」
まぁ、確かにそうだな。
「で?どうだったの?」
「振られるよ、そりゃ。」
やはし……。
悪い事聞いちゃったな…。
「さすがに5回目は厳しいなぁ」
「ご、5回!?」
すごい……。
私は絶対無理。
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