和咲男子高等学園
そのあとの私は、
恥ずかしい姿を皆に見せてしまい
テンションがめちゃくちゃ下がった。
「はぁ……」
奏に見られてなくて良かった…。
絶対絡かわれてたし…。
「佐倉っ?!」
誰かに呼ばれて振り返る。
「木春くん!どうしたの?」
「何回呼んでも反応なしだから…」
あ、
私またぼーっとしてた?
「ごめん…また考え込んでた」
すると、木春くんが私の手首を掴んだ。
「………大丈夫か?」
―――ドキン……
胸が高鳴る。
この感覚、久しぶり……
木春くんは、
私の顔を覗き込んできた。
「…………///////」
思わず俯く。
顔が赤くなる。
近いよ…
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