和咲男子高等学園





「あー、もう!」



大人気ない…情けない…恥ずかしい…。




「大丈夫か?」



「き、木春くん!」



あー、またまた不思議な動きを見られてしまった…。

最近見られすぎ…私…。




「佐倉、顔がやつれてる」


「うそっ!本当?」



私は鏡で確認する。




「うん。嘘。」



え?


木春くんが冗談を言った。



「何ポカンとしてんだよ」



「いや……ちょっと感動して…」




意外なギャップにキュンと
来た事は内緒だけど。




「ん?」



と、木春くんの手が私の首元にいく。




「お前……首に……」



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