先輩と僕
クラスメートのみんなで、と言っても、何人か帰った奴らもいたので、結局10人くらいで学校近くのカラオケ屋に行くことになった。
最初は乗り気じゃなかったものの、みんなで喋りながら街を歩いていると、それなりに楽しい気分になってきた。
「みんなー!俺今金欠だからさー!安い店にしてくれよなー!」
アキラが言うと、エリと仲良しのマイミが、
「あたし、ベリーズの半額券持ってるよ!」
と得意げに叫んだ。
ベリーズというのは、今僕たちがいる場所から歩いてすぐのところにチェーン店があるカラオケ屋だ。
「半額ってすごい!マイミ、なんでそんな券持ってるの?」
エリが、元から大きい瞳をもっと大きくしながら聞いた。
「あたしのお兄ちゃんがベリーズでバイトしてて、お兄ちゃんのコネでもらったんだあー」
マイミは財布から半額券を取り出してニコニコしている。
半額券があるならベリーズに行くしかない、とみんなの意見が一致した。
ベリーズに着くと、受付は僕たちみたいな高校生たちでいっぱいだった。
「みんな終業式の後はカラオケしたくなるのかなー?」
そう言って僕に笑いかけるエリの可愛さに、僕はくらくらしてしまった。
最初は乗り気じゃなかったものの、みんなで喋りながら街を歩いていると、それなりに楽しい気分になってきた。
「みんなー!俺今金欠だからさー!安い店にしてくれよなー!」
アキラが言うと、エリと仲良しのマイミが、
「あたし、ベリーズの半額券持ってるよ!」
と得意げに叫んだ。
ベリーズというのは、今僕たちがいる場所から歩いてすぐのところにチェーン店があるカラオケ屋だ。
「半額ってすごい!マイミ、なんでそんな券持ってるの?」
エリが、元から大きい瞳をもっと大きくしながら聞いた。
「あたしのお兄ちゃんがベリーズでバイトしてて、お兄ちゃんのコネでもらったんだあー」
マイミは財布から半額券を取り出してニコニコしている。
半額券があるならベリーズに行くしかない、とみんなの意見が一致した。
ベリーズに着くと、受付は僕たちみたいな高校生たちでいっぱいだった。
「みんな終業式の後はカラオケしたくなるのかなー?」
そう言って僕に笑いかけるエリの可愛さに、僕はくらくらしてしまった。