甘くなるほどキミが好き。



私はずっと俯いていた。


すると、先生はこういう状況になれているようで、沈黙を破った。





「癒美さん、得意な科目は?」


「えーと…国語です」





私は全然落ち着かなくて、モジモジしていた。





「そうなんだ。ちなみに苦手なのは?」


先生はそんな私に優しく聞いてくれる。





「数字です」


「お、任せて。俺の得意科目だから」


そう言って笑顔を向けてくれた。


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