ねぇ…〜私の奇跡〜
尋の所にもどって
しばらくして
凛ねぇが来た。
凛 :「尋、具合どう?」
尋 :「大丈夫。心那と帰る」
凛 :「あんた、帰って発作起きたら…心那は何も出来ないんだよ」
尋 :「…大丈夫。
さっきだって、心那が助けて
くれた」
凛 :「だめ、入院しなさい」
尋 :「いやだ。心那と帰る!!」
凛 :「あんた、子供ぢゃないし…しかも医者でしょ?」
尋 :「だから、大丈夫」
凛 :「尋!!!!!!」
尋 :「心那、帰ろ。」
凛ねぇは
誰かに電話した。
しばらくして
柚樹先生が来た。
柚 :「尋〜。 今のまま帰っても
すぐ倒れるし、心那ちゃんが
可愛そうだよ…。
尋 :「…」
いちよう尋は
自分のおかれている
状態は分かっているようだ。
尋 :「…1…に…
1日だけなら…」
柚 :「うん。いいよ
今晩色々検査して
朝には1回退院していいよ」
コクン
尋は小さく首を
縦にふった。
柚 :「検査の結果次第で
長期の入院も考えられるからな」
そう言い残して
柚樹先生は
出て行った。