ねぇ…〜私の奇跡〜






そんなくだらない会話も
長くは続かず…








あと3分
になってしまった










無口になった恋音の
胸に手をあててみると









ドクン、ドクン、ドクン















今にも飛び出たしそうなぐらい




存在感を主張していた









心 :「大丈夫。
なにがあっても私達は
離れないから…」








恋 :「…」




よっぽど緊張してんのか
恋音から返事は帰ってこない








心 :「そんなにドキドキしてると不整脈になるんぢゃない笑
恋音、心臓も悪いんでしょ?」





恋 :「もう、落ち着いてきたよ
さっき心那が"離れない"って
言ったから安心した」





心 :「そっか…
よかったよかった」








よくもないか…







あと1分で…







心 :「ねえ、目つぶろ?」




恋 :「なんで?」





心 :「いーから」









私達はお互いを信じて

目をつぶった








目の前が黒くなって




周りにいた人が
カウントダウンをはじめた







































































< 170 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop