ねぇ…〜私の奇跡〜
柚 :「よし、検査からだね」
あーもー帰りたい。
柚 :「今日は血液検査だけでいいよ」
それが一番嫌なんですけど!
柚 :「ちょっと待合室で待っててね〜」
ん〜
逃げようかな〜
よし!
逃げよっ!!
トイレか中庭だなぁ…
トイレでいいや。
よし!
鍵かけたし…ok
ブーブーブー
10分くらいして
わたしの携帯が鳴った。
いい加減トイレにいるのも飽きたなー
出てやるか!!
5回目の10コールぐらいで
ようやく電話に出た。
柚 :「もしもし?心那ちゃん?
どこに居るか教えて?
あと、走ったらだめだからね」
あれ?
走ってないのに息が苦しい
ゴホッゴホッ…ゴホッゴホッっ
やばい喘息きたーーー
…あ
電話の途中だった…
と思ってって前に落ちた携帯を
取ろうとしたとき
人がだっていて、わたしの携帯を拾った。
恐る恐る顔を見ると
柚樹先生だった。
わたしは発作になりながら
心 :「ごホッゴめゴホッゴん」
柚樹 「:いいんだよ。まず落ち着こうねー」
と言いながら
私の背中をさすってくれる
柚樹先生のおかげもあって
しばらくして発作はおさまった。