ねぇ…〜私の奇跡〜
恋鹿
恋音Side
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先生の遅刻という言葉を聞いて
心那は走って職員室からでていった。
心那って
走んのありだっけ?
いやっ
今日は怠そうだったから
走ったら絶対発作でる!!!!
とっさにこう考えた俺は
早歩きで心那の方に行った。
心那は
立ち止まって何かを考えてる
ようだった。
俺は
恋 :「心那ー心那ー」
と、近づいて行っても
聞こえるのは
心 :「ゴホッっゴホッ」
という発作の音だけ…
やっぱりきたか…
恋 :「大丈夫か?
だから無理すんなよって…」
心那がどうしてそんなに
無理するのか
俺にはよくわからない。
心 :「ゴホッごめ…ゲホゲホだい…ゴホッじょうぶ…」
また嘘ついてる。
恋 :「大丈夫ぢゃねーだろ!
何も喋んな…」
心 :「ゲホゲホッ…」
心那は意識を保つのに
集中していた。
しかし、
間もなくして、心那の
意識は飛んでった。
おれは
心那を抱え、
走って保健室に行った。