ねぇ…〜私の奇跡〜
病院に着くと
玄関には凛ねぇがいた。
もう1人誰か居た。
…あ
柚樹先生だぁ…
でも…何で柚樹先生?
呼吸器科だよね?
凛ねぇは内科だから
分かるけど…
そう考えているうちに
尋はストレッチャーに乗せられて凛ねぇと柚樹先生と
内科の診察室に入って行った。
優 :「俺、外来行って来るから
どっかで待ってて…」
心 :「ねぇ、優にぃ。 何で柚樹先生が居たの?」
優にぃは近くの椅子に座って
私の目を見て話し始めた。
優 :「尋はなぁ小さい頃、お前と同じ喘息だった…結構酷いヤツ…。あっ。柚樹の前に担当してくれた先生覚えてるか?」
心 :「佐藤先生?」
優 :「そう!!その先生が尋の
呼吸器科の主治医だった」
心 :「へぇ〜」
優 :「ここしばらくはずっと
大丈夫だから、安心してたけど
高熱きっかけに発作がでて
意識とんだのかな〜って思ったんだ」
心 :「だから柚樹先生!でも
優にぃが見ればいいぢゃん」
優 :「なんか尋は、俺を頼って
くれないんだ…。なんかライバル視してるみたい…わら」
心 :「尋が?」
優 :「うん。だから主治医に
しても、俺がなるより柚樹の方がいいかな〜って思った。」
心 :「そっか…
んで外来は?」
優 :「あ"〜忘れてた。
心那、病院のどっかには居ろよ
んぢゃな」
心 :「いってら〜」
そうして
優にぃは呼吸器科まで
走って行った。