愛を教えてくれた人
「ん…」
あれ…私…
そっか…泣き崩れて、そのまま寝ちゃったのか…
手に違和感を感じて横を見たら
横にランが寝ていた
ランのベッドはキングベッドだからかなり大きいサイズだ
私は握られていない方の手で
ランの頬に触った
「ラン…ありがとう…お母さん…許してくれるかな…」
「もう泣くな」
え?
「もうお前は幸せになっていいんだ」
私は泣きながら頷いた
ランが頭をずっと撫でてくれていた
ランはいつから起きてたんだろう
ランの手はいつも温かい…
お母さんの手みたい…