紙のない手紙
「さぁて…これからどうすっかな…」




俺は死神協会の入り口に戻ってきた。






「そうっすね…まず、部屋を探したらいいと思うっすよ。」







ここまで見送りにきた忠時が後ろから声をかけた。






「部屋ね…」




「部屋を探すだけなら誰かが建てた物を探して交渉したらいいっす。でも、お勧めは仕事を探す事っす!」







「何でだ?」







「こっちでは大抵の仕事で住み込みが出来るっす。なので仕事と家の両方が見つかるっす!ただ、大抵少し部屋が狭いっすがね…」







「へ~、そうなのか…しかし、大丈夫かな?」






俺が不安そうな顔をすると、忠時が心配そうに尋ねた。
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