紙のない手紙
それから不毛なやりとりを10分ほどする羽目になった。













そして今こいつは笑って誤魔化しながら謝っている。













「いきなりはないだろ!いきなりは!」






「だから悪かったって言ってるじゃない。グチグチと五月蝿い男だなぁ…」



「お、お前は…」



「そんなんじゃ、女の子から嫌われるよ?」



「人に勘違いで蹴りいれるような女には好かれたくないね。」



「クッ……」









…まぁ、ここまでにしといてやるか…それにこいつの言っていたことも気になるしな…









「…はぁ…ところで、いったい何なんだ?何で俺はお前に会いに行かなきゃならなかったんだ?」
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